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2011年 01月 13日
![]() いつも御愛読ありがとうございます、倉沢です。 本日、幻創文庫さんにホラー風ファンタジー「妖食フルコース」<アントレ>を掲載して頂きました。ちょっと奇妙なお料理小説、2品目は「入り口」という意味の軽い前菜です。盛り合わせではなくて、このまま魚料理としても通用しそうな、サラダ仕立ての一皿です。 今回の作品はサーブする側とされる側――スタッフと客人という、ふたつの視点から描いていきます。キッチンから語るのは新米パティシエールの繭、ダイニングから語るのはフードライターの佐久間。今回は佐久間視点から語っているのですが、佐久間はどうもかなり舞い上がっているらしく、早くも語り手失格です。料理の名前は聞き忘れるし、アイスランドとアイルランドを聞き間違っているし。もしかして、アイルランドも北欧だと思っているのか? これじゃーあとで調べようと思っても、何もワカランのではないかね。 さて、その点、私は抜かりありませんから。フードライター暦だって長いですから。メロウがどんな魚なのか、姪っ子大好き☆角野すみれマダムに聞いてみました。しかしマダムは笑って応えず。ほんとのこのひとは、服装はアラフォーライクだけどアラサーにしか見えんと思っているうちに、奥に引っ込んでしまいました。 仕方ないので姪っ子大好き☆角野彰シェフに聞いたら「ググれ」だって。不親切な。でもググってみたら、魚介類なのかどうか、よくワカランものにヒットしたんですが……これってお魚さんじゃなくて、妖精さんじゃね? でも不思議な生き物みたいですね、時と場合によっては牝牛っぽいこともあるそうなので、とすると佐久間の味覚は正しかったのかしら。 そんなこんなの2品目、いかがでしたでしょうか。 今回の「妖食フルコース」、悩みに悩んでベタなタイトルにしたのが良かったのか、こちらの予想以上にお楽しみ頂けているようで何よりです。チーム一同で「たまにはこんなのも良いかも」と、思い切ってやってみて良かったです。今もなお試行錯誤の連続なのですが、イラストからもイメージをもらいつつ、書き継いでいけたら良いなと思います。 ではでは、喝やメッセージ、ありがとうございます。 えーとえーと、腕立て伏せは来週からというコトで! イラストは本館サイトでどうぞv ![]()
by h_kurasawa
| 2011-01-13 23:19
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